毎日、毎日、メールチェックをするたびに、迷惑メールが届きます。
1日でかけていたときは、100通以上も届いています!
一時期はメールの荒唐無稽な内容に笑っていましたが、大切な仕事のメールを迷惑メールの中から探し出す作業は、はっきりいって無駄な時間です。
迷惑メールはタイトルをみただけで速攻削除しておりますが、その作業も積み重なればそこそこのもの。
作業効率化のためにも、迷惑メールについてもういちどおさらいしてみました。
迷惑メールを受け取りたくなかったら…
●ネットをやめる。
これが一番です。
はい。
…でも、ビジネスツール、コミュニケーションツールの一部と化しているメール手段をきっぱりやめる…そんなことなんて、なかなかできませんよね。
在宅で仕事をしている私など、クライアントとのやりとりはほぼメールなので、メール手段を捨てることはできません。
ですが、ちょっと自衛するだけで変わって…くるかもしれないです。
●誰でも思いつきそうな、簡単、単純なメールアドレスは使わない
●メールアドレスを設定するときは、英数字などを組み合わせて複雑にする
名前だけやよくある単語などの組み合わせ(××@〜〜の××部分)は、迷惑メールを送る側も簡単に予測できるので、その送信先リストに真っ先に入ってしまいます。
また、すたれてきていると噂されていますが、ランダムに機械処理でアドレスを推定してメールを送る手法もあります。
対策としては…、
メールアドレスを英数字の複雑な組み合わせにする。
ありそうにもないアドレス(あるのかな、そんなもの?)にする。
(制限文字数ギリギリの)長いアドレスにするなどです。
しかし、あまりにも複雑なアドレスにすると…。
自分自身が忘れてしまうという大事件が勃発。
他人にメールアドレスを教えるとき(名刺などね)、手入力でのやりとりの場合、入力ミスになって、メールが送れない、という危険性もあります。
その対策もしっかりしておきましょう。
●知り合い以外にメールアドレスを教えない
●メールアドレスを教える場合は、必要最低限にする
知り合い以外にメールアドレスを教えない、必要最低限の人にしか教えない、それだけでも効果が出てきます。
これも当たり前なことです。
ですが、
実は「メールアドレスを教えるのは必要最低限にする」というのがなかなか難しいのです。
迷惑メールを送る人は、何らかの形でメールアドレスを集めています。
手段1:公開情報からの収集
インターネット上で、ホームページ・掲示板、ブログ、SNSなど利用者自身が公開しているメールアドレスを、アドレス収集ツールにより自動収集する方法。
アドレスの公表には十分注意しましょう。
よく個人サイト、ブログなどで見かけるのですが、
「メールでお問い合せください。アドレスは××★〜〜です。★マークを@に変えて送信してください」
というものがあります。
テキストデータで、直接のメールアドレス(××@〜〜)を公開するよりも効果がありそうな気がしますが、収集ツールによっては「メール」「アドレス」「@」といった関連するキーワードの前後の情報も収集するタイプもあるそうです。
(少し古い情報なので、今はどうなっているのかわかりませんが)
なので、対策としては、
お問い合せはメールアドレスを使用するのではなく、フォーム入力で対応するのがよいと思います。
また、入力フォームもスパム対策として、数字認証などの、一手間かかるタイプのものを採用すると、より安全です。
法令表記などでどうしてもメールアドレスを公開しなければならない場合は、その部分だけ画像にして、画像をお問い合せフォームにリンクさせることで回避することができると言われています。
手段2:サービスの無償提供による収集
アドレスの収集を目的とした「おとりサイト」を用意し、利用者自身が、そのサービスを利用するために、入力したアドレスを収集する方法。
「おとりサイト」とは、無料ゲームサイト、モニター・懸賞サイト、占いサイト、待ち受け画像、素材等の無償ダウンロードなど、様々なサービスの無償提供を装って、利用登録時にアドレスを入力させ収集するという手口です。
昔からタダより高いものはない…といいますが、悲しいかな、なんらかの見返りを見込んだうえでの、無償提供サイトが成り立っています。
(サイトを維持するのにもお金がかかります。)
サイトの利用規約等で、様々なサイトからの広告宣伝メールの送付が利用条件になっている場合があります。
それに同意することにより、次々と迷惑メールが送られてくるようになります。
もちろん、全てのサイトがメールアドレス収集のために存在しているわけではありません。
アフィリエイト、広告宣収入、企業のイメージアップ、宣伝など、色々あります。
対策としては、サイト運営者がよくわからないなど、少しでも不安を感じた場合は、サイトの利用について、登録(同意)しないようにするしかありません。
無償サービスを利用する場合は、迷惑メールが送信されるようになる、というリスクがあると心に留めておいた方がいいでしょう。
少し話がそれますが、やたらと個人情報を入力させる懸賞サイトは要注意です。
サイト運営者は、メールアドレス以上の個人情報収集を目論んでいる場合があります。
こちらも、少しでもおかしいと感じたら、応募をやめるようにしましょう。
このようにして収集されたアドレスは、迷惑メール送信リストへ登録されます。
そして、迷惑メールが送信されるようになります。
その送信リストは、他の迷惑メール送信者へ売買されます。
そして、大量の迷惑メールが際限なく送られてくるようになります。